忙しくてもできる“骨貯金”。5〜10年後の私をつくる食習慣とながら運動


はじめに|27歳から始める「骨貯金」という未来投資

骨密度は20代後半をピークに、30代から少しずつ下がり始めると言われています。
数字で見ると、毎年0.5〜1%ずつの減少。今すぐ体調に影響はなくても、5年・10年後、姿勢・疲れやすさ・見た目年齢に差が出るのはこの“微差”です。

私は20代前半、ファスティングやグルテンフリーなど「細さ」を求めていた時期がありました。
体重は軽くても、医師に「栄養不足で骨が細くなると、その周りの筋肉までよれよれになる」と言われた経験は、今でも強く残っています。

だからこそ、27歳の今は
“細い”より“しなやかで強い”体を育てていくことを選びました。

その第一歩が、この「骨貯金」です。


H2|栄養学から見た“骨貯金”に必要な栄養素

カルシウム(骨の主成分)

  • 骨の70%を構成
  • 不足すると骨から補われる
  • 吸収率:動物性カルシウム(小魚・骨ごと食べられる魚)30〜35%、植物性20〜25%

ビタミンD(吸収を高める)

  • カルシウムの吸収をサポート
  • サバ・鮭・卵・キノコに豊富

マグネシウム(骨の定着を助ける)

  • ごま・大豆・海藻・ナッツに多い

たんぱく質(骨の土台となるコラーゲン)

  • 不足すると骨量が落ちやすい

20代女性の1日のカルシウム推奨量:650mg(厚生労働省)

これを “料理1つで、どこまで補えるか” を軸にレシピを作りました。


H2|【5分で完成】骨貯金レシピ2選


H3|① サバ缶×小松菜の“骨ごと”味噌スープ(1杯230mgのカルシウム)

✔1杯でカルシウム 約230mg
(サバ缶70g=約160mg、小松菜50g=約70mg)
→1日の推奨量650mgの約35%を補える

サバ缶は骨ごと柔らかく煮られており、吸収率の高い動物性カルシウム
さらにサバにはビタミンDも豊富で、カルシウム吸収を自然に底上げしてくれます。

小松菜は野菜の中でトップレベルのカルシウム含有量。
さらに、サバ缶から旨味がしっかり出るのでだし不要です。

材料

  • サバ水煮缶(骨ごと食べられるタイプ)70g
  • 小松菜(冷凍可)50g
  • 味噌 小さじ2
  • 熱湯 200ml

作り方

  1. マグカップにサバ缶と小松菜を入れる
  2. 熱湯を注ぎ、味噌を溶かす
  3. 完成。何も足さなくてもおいしい。

H3|② 豆腐×しらす×ごまの“骨貯金”丼(カルシウム約280mg)

✔カルシウム 約280mg
(豆腐150g+しらす大さじ2+白ごま小さじ1)

しらすは動物性カルシウムで吸収率も高く、ビタミンDも含む優秀食材。
豆腐はカルシウムに加え、骨を作るための“たんぱく質源”としても万能。
さらにごまのマグネシウムで骨の代謝をサポートします。

材料

  • 絹豆腐 150g
  • しらす 大さじ2
  • 白ごま 小さじ1
  • ごま油 少々
  • 醤油 少々
  • 温かいご飯

作り方

  1. ご飯に豆腐を崩してのせる
  2. しらすとごまをかける
  3. ごま油+醤油で完成。包丁いらず。

H2|忙しい社会人でもできる “骨トレ” 習慣(難易度順)


① エスカレーター → 階段に変更(最も手軽)

階段の昇降は

  • 下肢筋力アップ
  • 体重負荷
  • 骨への適度な衝撃

が同時に得られ、科学的にも骨に良い刺激になります。


② 腹圧キープ(電車・デスクで)

姿勢が整うことで骨の負担が減り、体幹の筋力も上がる方法。

やり方

  1. 背筋を伸ばす
  2. お腹を軽くへこませる(力を入れすぎない)
  3. 5秒キープ ×10回

③ かかと落とし(骨芽細胞を刺激)

かかとへの衝撃が骨に“強くなれ”という刺激を入れる運動。
研究でも骨密度維持に効果が示されている方法の1つ。

やり方

  1. つま先立ちになる
  2. かかとをストンと落とす
  3. 10〜20回

H2|まとめ|今日の一杯と1分の習慣が、未来の私をつくる

  • サバ味噌スープだけで 1日の35%のカルシウム
  • 豆腐しらす丼で さらに45%を追加
  • 階段・腹圧・かかと落としで、骨に必要な刺激を毎日プラス

“細いだけ”に価値を置いていた数年前の私とは違い、
今は 「強くてしなやかな体」こそ美しさだと感じています。

未来の私の姿勢・エネルギー・見た目年齢は、
今日の“小さな積み重ね”がつくっていく。

その最初の一歩が、この骨貯金習慣です。

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